セントラルラジアルチャレンジ 2022 Round.4 レポート

「泣きました」

１枚の画像とともにそのメッセージが送られてきたのが12月初旬。送られてきた「LAP312 1:35.93」とだけ記されていた画像から、自己ベストを更新できたんだなって分かるまで時間はかかりませんでした。

毎年参加している「GOODRIDE presents セントラルラジアルチャレンジ」 2022年の最終戦が12月25日クリスマスに開催されるのを前に、自主練に励んでいたあやにゃんこと岩田亜矢那。自己ベストを更新できたこともあり、当日への期待がいやが上にも高まります。

なお、あやにゃんが駆る LaLaSweeet86 も BMW専門店 Y’zOne さんによるチューニングの手がさらに入っており、今回はプーリーやエキマニの交換など、軽量化とパフォーマンスアップを図ったチューニングが施されています。このチューニングの効果もベストタイム更新に大きく寄与しているのは間違いありませんね。

しかも練習ではレーシングドライバーの荒聖治さんから直接アドバイスをいただくという贅沢なレッスンも受けられていたようです。ここまでやって当日の結果が伴わなかったら……それはそれで恐ろしい（笑）

レース当日

クリスマス寒波の訪れが天気予報でも流れていた当日。会場のセントラルサーキットは思いのほか穏やかな天気で、意外と暖かいと感じるようなものでした。とはいえ、路面は一部が濡れている状態。路面温度の低さと相まって、慎重なドライビングが要求されることが予想される、そんな朝でした。

2022年のラジチャレ最終戦には、あやにゃんが86で、蒼井りなちゃんがひよこちゃん（スイフトスポーツ）で参戦。末愛久奈ちゃんと星月里穂ちゃんがイメージガールとして大会を盛り上げてくれます。

9時30分からのフリー走行を前に、ファミリー走行枠で今回はサポートに回ってくれている梅ちゃんが愛車 INTEGRA TYPE Rでコースイン。コースコンディションの確認を行います。コースの状態は山の影に入っている区間はやはり濡れている状況とのこと。ですが、フリー走行を行う最初のクラスということもあり、他のクラスが走った後は徐々に路面も乾いてくることが期待できそうです。

予選

今回のラジチャレにもたくさんの方に応援に駆けつけていただきました。寒い中、遠くからも応援に来ていただき本当にありがとうございます！

写真撮影やお話を楽しんでいると、あっという間に予選の時間が迫ります。

気になる路面の状況は、他のクラスの方に話を伺うと、まだ一部乾き切っていない状況とのこと。決勝レースで他車の影響を受けずに走るには、なるべく戦闘が開けたポジションから決勝はスタートしたい。そのためには予選のタイムが重要となります。

その注目の予選ですが、前回8月のラジチャレに比べても明らかに速いのです！夏と冬の環境の違いがどうとかいうのではなくて、パッと見てわかるほどに速い！

となると気になるのは、どのくらいのタイムを出せるのか。1分37秒台から36秒台へ。周回を重ねるごとにそのタイムを刻んでいき、最速は「1分35秒599」予選３番手につける好タイムを刻んでくれました！

なお予選上位５名が1分35秒台。決勝ではスタートが鍵を握りそうです。

決勝

お昼休みを挟んで決勝の時を迎えます。ピットを出てスターティンググリッドに向かいます。86が向かう先は「３」と書かれたそのグリッドです。

スタートラインでは、あぐちゃんとりほちゃんが3分前・1分前のグリッドボードを出してくれています。グリッド上でもそのポジションを記録するかのように撮影の輪が広がります。これから始まるレースに期待を込めたその輪が解かれると、いよいよスタートの時です。

シグナルが赤から緑に変わると、３番グリッドにいた86が前を走る２台の間にスルスルと割って入る抜群のスタート！ポジションを１つ上げて２番手で１コーナーに入ると、先頭を走っていた車があやにゃんの勢いに驚いたのか、まさかのミスであやにゃんがトップに立ちます！

「岩田亜矢那がトップ！」

実況MCからもその状況が伝えられると、応援しているみんなからも歓声が上がります！その後バックストレートで先頭を譲ることになりましたが、期待に胸を膨らませたことは言うまでもありません。

その後もバトルを繰り返す中でポジションを落としながら（あやにゃん曰く、「先頭で走ったことが無かったからどうしたらいいか分からなかった」「レコードライン目指して走ってたんだけど、イン側締めて良かったの!?」）、６周目５番手を走っているところでレースは赤旗で中断。そのままレース成立となり、2022年最後のレースは5位で終えることになりました。